─パソコン室─
(しっかし、どうしたモンか。
さすがに、潜りっぱってぇ訳にはいかんだろうけど)
[軽く、腕組みをして室内を見回しつつ、思考をめぐらせる。
自分の役職を明かすのは容易い、けれど、相手は選ばなければ、という思いは、ある。
ネットのゲームであるなら、それで勝ち筋が見えるなら吊られるのも厭いはしないが。
実際の生死が絡むとあっては、そうも行かないわけで]
(あー、ややっこしぃ……)
[なんて、考えていたところに、聞こえた、声。>>299]
よ、お帰りでお疲れ。
……あー、そんだけの荷物になるなら、男手あった方がよかったかぁ……。
[巡らせていた考えは、一度横に置いて。
戻ってきた二人にこう声をかけた]