……甘えさせ、て?[天を彷徨っていた水宝玉がこちらを見る。微笑と共に向けられた問いに、ひとつ、瞬いた]…………ダメ、じゃ、ない、けど。[他者に甘えられた経験など、当然の如く、ない。だから、そのためにどうすればいいのか、というのが今ひとつ掴めなくて。どうすればいいんだろう、と。そんな疑問は、瞬いて首を傾ぐ仕種に現れていた。*]