― 2F廊下 ―
[1F廊下で離れる前に聞こえた諏訪>>274の悲しげな呟きには、う、と言葉に詰まり、しかし可愛いとか言われても真に受けたりできる性質じゃないからなにもいえずに、ただすみませんとしか返せなくなかったことを、ふと思い返して小さくため息をつく。
高峰に「どうした?」と問いかけられてもなんでもないと首を振って。
そして廊下を通る学園長>>280と遭遇したのだった]
あ、やっぱり学園長……
[高峰も同じタイミングで見つけたようで、元陸上部男子のよく通る声が廊下を歩く学園長を呼び止める。
学園長もパソコン室へと戻るところ、と聞けばちょうどいいとばかりに高峰は合流することを選び、桜子も戸惑いながらそれに続いた]