ベル先輩、今のって…─先輩!
[今までの罠の発動時に振動を感じた事はなかった為に警戒の表情を浮かべる。
こちらに誰かが向かって来ていることに気付くよりも先、ベルの周囲に沸いたモンスターに表情は更に険しくなった。
もう少しタイミングが遅ければ、ベッティと再会を果たした女性と共に残念な存在に気付いて別の意味で表情が険しくなっただろうが。]
ヴァイス、ティエラと一緒にベッティの側にいってろ。
"─我が導きに応えよ 全てを切り裂く刃を成せ─"
…っし、手伝いますよ先輩!
[急な出現に驚きはしたが、良く見れば数が多いだけの雑魚なので一人で充分と判断した模様。
肩に乗っていた白猫を下ろすや否や、魔力で氷の剣を作り出しベルの傍らへと走り寄った。**]