―宿屋・食堂―
そこまで言うなら、少し休ませてもらうぜ。
[治療を受けるように言われて、アーベルからの言葉もあれば素直に受けた。
泣いてるゲルダや落ち込んでる様子のクロエのことも気にはかかったが、これ皆に心配をかけるわけにもいかないと]
ありがとな、ライヒアルトには昨日から世話になってるな。
[ライヒアルトに治療されながら、そう笑いかけて]
クロっち、気をつけてな?
[行って来ると、クロエの言葉にそう声をかけて見送り。
アーベルがどこかへと行くと自分はいすに座ってぼーっとしていた。
団長が死んだという話、先ほどおぼろげに聞こえた話はどうも本当らしく、
その場にいる周囲の皆を視線だけで見回した後に、頭の中で考えるのは人狼や伝承のことなど。
自分は多くは知らず、もっと詳しい人に話を聞くべきだろうかと考えたり]