─ギュンター宅─
あ、ユーディ。待っててくれたの?
もう帰…うん?
[部屋を出ると、自分を待っていたらしいユーディから話しかけられた。
その問いかけは唐突なものだったが、いつものことなので特に気には留めず頷いた。]
…うん、在庫はたしかいっぱいあるよ。
何種類くらい要る?
15くらいならすぐ用意できるけど。
あぁ、でも…あたしベッティのとこに戻らなきゃだから。
渡すのは明日でもいいかな?
[青色といっても色んな色彩があり。
彼女の細工は色が折り重なることでより綺麗に魅せられるのだと経験で知っていたから。
ユーディからの返答を聞けば、それに合わせた答えを返しただろう。]