―広間―
凛々しそうで良いお名前だと思います。
[社交辞令ばかりでなく本当に綺麗な響きだと感じていた。
微笑み返しながら自分の分のカップを手に取り座る。
小さく腹が鳴ったのは誰かに聞こえてしまっただろうか]
そういえばお食事頂いておりませんでした。
[少し赤くなって呟いた。
捜せば其の用意分も見つかったのかもしれないが菓子でも問題在る訳では無かったので一つ手に取って口にする。
甘さが広がり隠し事をしている心の負担を少しだけ軽くしてくれる気がした。
ハーヴェイが戻ってくれば彼に淹れ直してまた*渡すだろう*]