─ エントランス ─[階下に向かい、見えた『仲間』の姿>>297に無意識、笑みが浮かぶ。彼女の手が柄から離れていたのにも、安堵を感じて]…大丈夫です。殆ど、私のものではありませんから。[こちらの名を呼び身を案じてくれる彼女に、自身を染める血が「キリル」のものだと告げる。喰らってこれた>>298という問いにも、頷きを返して]えぇ、なんとか。これで、生きているのは、私とあなた、だけ。[確認するように、言い聞かせるように。事実を口にして、『ゲーム』の勝利を宣した、後]