>>294[森を相変わらず自信満々の足取りで歩く。そうして、ふわり、何かがやってきた気配に顔をあげると――そこには三つ羽の花]やあ、はな。やっぱりキミだったのか。久し振り。[そっと持っていた葉っぱをはなの方に掲げると、はなはそこに止まっただろうか。ふわり風がふく]ほら。風。今は懐かしい友達に会ってるんだ。焼き餅焼くな。ああ、もう一人、新しい友達もやってきた。無事でよかった。お帰り、リック。[目の前の少年に満面の笑みで笑い返した]