「なんや、カルメンちゃん、また少しあわんうちに美人さんになったやない」[最後にあったのは多分数日前くらい、遠慮なくそちらに擦り寄りにいこうとふよふよっと飛んでいく。マイペースなヴィターは放っておき]それはもちろん、あのディル導師とトリス導師ですからね。[カルメンとベッティの話にそう口を挟みながら、ディル導師と呼ぶときは、ほんの少しだけ、注意していないと気付かないくらいにどこか特別な感情を込めた様子だった]