ほぉ、そいつは意外だねぇ。[笑みは消えず、緩慢な動作で銃持つ手を上げる。額に当てていた手は入れ違うように下げて]そりゃあ、勿論、[引き金に指を当てる。暗い銃口の先、赤い光が膨れ上がり、]――喜んで。[軽い動作と共に引き金は引かれ、熱を纏う小さな光球となって飛び出した]