─ギュンター宅─
……ん、そか、なら、良かったんだ。
色の種類は……。
[言いながら、きゅ、と右の肩を掴む]
うん、ちょっと、確かめてからの方がいいから、明日、レェねえの所に行くんだよ。
あおいろと、あと、みどりも少し。
……もしかしたら、あかっぽいのも少し必要になるかなぁ。
[肩から離した左手で指折り数えて]
ん、大丈夫、ひとりで帰れるんだよ。
ティ待たせるのいけないし、それに……。
[問いに対して言いかけた言葉はぴたり、と止まり。
ふる、と首を振る仕種は、それを振り払うよう。
それに、長が案ずるような視線を向けたのには、にこ、と笑って見せた]