[ユーリーの姿にほっとしたような、吐息を零した。 ひょこひょこと不自然な足取りで近づけば当然気づかれて] あ、はい……ちょっと、前方不注意、という奴で…… 今夜はキリルのところにお邪魔するから、そのときレイスさんに診てもらおうかと。[労わるような響きに小さく頷きながら答える。 ユーリーが手にした書き損じはみえない] 今朝は、ありがとうございました。[ずっと言おうとおもっていたことをようやく言えて、小さく笑みを浮かべた]