うっ……[刃が肩から引き抜かれるのを、顔を顰め堪えて。 傷口を左手できつく抑えながら、猫獣人へ視線を向ける] うにゅ、そう、っすか……[褒める言葉に返す声は掠れたもので。 しかし、『ゆうしゃ』のことに触れられると] いや、こんな如何にも怪しい剣で背負わされる運命ってどういうことっすか! いろいろと軽すぎる……っす……[叫んだせいで血圧が上がり、出血量が増したらしい。 少女は蒼白な顔と化して蹲る]