― 外の人々が戻る前・台所 ―
[湯が沸くのを待ちながら、問い掛けたのは不躾にも。アマンダの晴れぬ笑顔>>291を見て、少し眉を寄せた。]
でも…心に嘘を吐くのは、余計に…苦しいですよね。きっと。
アマンダさんだって、私や皆と同じ、巻き込まれた人の筈なのに。
[力無い笑みと震える声>>292は、優しさの分だけ哀しくも聴こえるか。
一瞬脳裏を過ぎる人狼の影。首を振った後口を開き掛けて、けれど頭を撫でる感触と共に感謝で締め括られた言葉を聞くと、何を言えるか迷うようにも口を噤む。]
…アマンダさんの優しさが、アマンダさんを裏切らないよう願ってます。
[結局、情けなくもそうとしか紡げずに。ユーディットの姿が見えた時には、頭を下げて場を譲っただろう。だからその後は反応を知れず、紅茶を整え終えると一足先に広間へと戻った。]