[呟きは途中で途切れ、後は音にならず。ふる、と首を横に振った後、歩き出す。剣を拾いに行く、というアーベルを見送った後、向かうのは広間。食事が用意してあると聞いたなら、スープだけをもらって一息入れる。いつもなら、率先して紅茶を淹れるところではあるけれど。何となく、今はそんな気にはなれなかった。**]