[さて、皆が話に夢中になりだし、そろそろ帰ってくれオーラが店員にあふれ出したころ]
あ、これ全部先払いしておきますから。
おつりはいりませんよ。
[じゃらりとお金の入った袋を置いて、笑いかける。
店員は、あきらめた様子で中身を数え始めた。
彼はお金を得る代わりに、一日でいろんなものを失ったのかもしれない。
それから他のものがやるなら、その代金含めて、自分は24回くらいの挑戦を経て、動く的(小)と奥の小さな的にあてていた]
「カルメンちゃん、もっとお近づきになりたいんや」
[ヴィターは絶妙なガードに阻まれながら、カルメンに撫でられて、それでもなんだかんだで満足そうだった]