― 広間にて ― …………………。[>>36俯く。裕樹がアズマに触れたその一時、ぴくりと反応し。] 俺は、…… [つめたい空気を吸いたくて、強く息を吸った。ひゅ、と鳴った喉は、まるでしゃくりあげているようでもあって。自分でも、泣きたいのか、それとも怒声を上げたいのか、分からない。]