─ 集会場 広間 ─
[ruinsが休息のために広間を出て行く>>318。
視線を向けて見送りはするものの、挨拶の言葉は出て来なかった]
…禄でもねぇもんになりたがるなんざ、変わってるな。
[向けられたichininoの笑みは、悲しげな印象を孕んでいるように見える。
何か失敗したらしいことは、漠然と理解した]
………おい、寝るなら個室に────。
[広間の壁沿いで寝ようとするichininoにそう声を向けるも、間に合っただろうか。
既に眠りに落ちていたのなら、その様子を見詰めてから、すい、と視線を外した。
空いている椅子に座り込み、腕を組み足を組んで思案する仕草。
考えはするものの、その考えを行動に移すのは少し、躊躇われた]