[宿屋の息子らしくお茶の準備をするフォルカーの手際は良く手伝いを申し出ることも出来ぬままちょんと佇み大人たちの話に耳を傾ける]……。[ふ、と宿の出入り口へと顔を向けて]ゲルダさん、戻ってこないのかな。[ぽつと零し。やがて漂う紅茶の香りに意識を移ろわせた**]