─ 集会場 広間 ─[考えていたことを口に出されて>>326、軽く眉根が寄る。二度も手間をかけたと知れば、ichininoが萎縮するかと思い躊躇っていたのだが、そのまま寝て風邪を引かれても寝覚めが悪い] ……誰か、扉開けんの手伝ってくれ。[ふぅ、と短く息を吐いて、周囲に助力を願う。椅子から立ち上がると壁沿いで眠るichininoに近付き、毛布ごと彼女を抱え上げた。所謂姫抱きである。意識の無い者をわざわざ背負う形にするのは色々手間であるため、迷い無くこの方法を取った]