それは、本当に…… 本当に、怖かったでしょうね。[きっと、しるしが現れた自分以上に] 憑かれた方が、見ているだけの方が、きっと辛いと思います。 僕らは、大丈夫ですから。 僕たちの事まで思って、背負わなくてもいいんです。[死ぬ事の悲しさや悔しさを、誰かにぶつけようとは思わなかった。 だからミレイユにも、どうか背負わないで欲しいと。 精一杯の笑顔を見せて。 嫌がられなければ、彼女の身を一度だけそっと抱き締める]