─森の中の道─
これが王なら、まだ笑い話ですみそうなんだけど。
[それもどんな評価なのか、と突っ込まれそうな事をぽそり、と呟き]
え、だって、こうでもしないと止まりそうになかったから。
[苦笑する友>>330には、さらりとこう返し。
睨むような視線を向ける騎士団長を、まーまー、とお気楽に往なしながら、その話を聞いて]
……『秘宝』が、奪われた……って。
[聞かされたのは、先の予測を裏付ける内容の話。
す、と。一瞬だけ、紫の瞳が細められた]
で、これからぼくらはどうすれば……って、王のご指示待ち、か。やれやれだねぇ……。
[ある程度想定していた通りの返答に、はあ、と大きくため息をつき。
再び、ご注進のためにと走る団長を見送ると、薔薇色の空を見上げた]