あー! ずっこい!!
[突き出したスコーピオンはライヒアルトが宙に浮くことで空を切る。
思わず上を見上げながら叫んだ]
上からの攻撃は結構きついんだ、ぜ!
[スコーピオンを上へと掲げると、中心を掴みぐるぐると回転させ始める]
-神よ 我を護りたもう
-烈火の盾をこの身に宿せ!
[炎から身を護る魔法の詠唱。
回転させるスコーピオンに赤い光が宿り、迫る火炎の槍の威力を削ぐ。
けれど落下速度も威力へと変換した攻撃を防ぎ切ることは出来ず、護りを上回った火炎はカルルの身を焦がした]
あっつー!! くっそぉ、こうなったら次で決めてやる!
[右手にスコーピオンを握り、構えを取り。
更なる詠唱の準備へと入った]