… 今までも、そうしてきたでしょ?[鍛冶師として細工師として。これまで共に作品を作り上げてきたのだから。彼の心のうちを知らず、クロエは漸く、続く夢見を少し嬉しく思った。彼の助けになれるかも知れない。だから嬉しく思った。危険を思うより、やはり覚悟は甘いのかも知れないけれど] 〜〜〜〜…っ[ただ、不意に覗き込んできた蒼を正面に迎えれば、クロエは分かりやすいほどの動揺を面に浮かべた。これまでも近い距離で過ごしてきていたはずなのに。混乱にも近い動揺のまま、息を詰める>>321]