[4の部屋にイレーネがいるなら挨拶と自己紹介をして。ライヒアルトが探し出した服を見て似合いそうだなと思う。相変わらず寝間着みたいな水色の服を着たままライヒアルトについて6の部屋へ。石像の様子に息を飲んだ。] バンド、が。[左手で首に触る。病の進行を抑える其れが千切れて落ちていた。] 争った、跡。[呟いて。まだゲルダが泣いていても気遣う余裕もなく部屋を出た。廊下、すぐ傍にも石像があるから見ないように下り階段の方を向いて立ち尽くした。]