─ 展望室 ─[階下へ降りていく姿を見送った後、青が見やるは上。いつか雨音は遠ざかり、紅の雨はその勢いを弱めていた]……終わりが近い、ってことか。[一人呟いた後、自身も下へと向かう。『仲間』たちの行く末、それを見届けたい、という思いがあったから。それを知らぬままでは、恐らく、引っ掛かりを抱えたままになってしまうだろうから]……浮気したら、怖そうだもんねぇ。[ぽつり、と。零れる呟きは、どこか冗談めかした響きを帯びる]