そっか…、…分かった。 私も確かめて、また考えてみるよ。[今度は自覚をもって考えてみようと思う。アーベルが誰を疑ったか、この時は知れなかった。知らずに済んで、良かったのだろう。知れば更に悩むことになってしまったであろうから] ううん、良かった。 ゆっくり温まって来るといい……あ。 良かったら、あとで服洗ってあげる。 水にはあまり触れない方がいいだろ?[アーベルの汚れた服を指して軽く告げる。触れない方がというのは、自らの右手の甲を代わりに示し、]