― 空間のひとつ ―
[諳んじられた一節>>338に僅かに水面の瞳を眇める。
似たような言葉は知っている。けれど、]
……なるほど。
[ひとつ、納得したような言葉をぽつと落とす]
[続いた、解放の条件、には凡そ繋がらないような問い掛け。
知らずはたりと目蓋が落ち、再び開かれる。
それから更に紡がれていく推察に、そっと息を吐いて]
……誰か、と表現して良いものかどうかわかりませんが
戦う術なら持っていますよ。
私の世界には人を襲う存在もありますので。
[世界、という言葉を敢えて使ったのが、始めの納得の言葉の理由。
彼の紡いだ一節は自身の世界では周知された言葉ではない。
所詮個人の思いのひとつとされている。だからきっと、異世界の]