─ 集会場外 ─[肩の傷は深く、血が流れ出ていくのが解る。けれど、構わずPecheを正面から抱きとめたまま立ち尽くす。襲撃を想像した時はという彼女が、どんな顔をしているかは見えなかった。見えたとしても、自分には見ることは出来なかっただろうけれど。cookeyに悪いという言葉も、ただ黙って、聞いていたけれど。]──── …・・・ っ、[ごめんなさい。その言葉を耳にすると、弾かれたように彼女の顔を見た。一筋の跡を残したままの、綺麗な顔を。]