―解放前―
嫌でもって。俺何するか一切聞いてなかったりするんだがな
[何かあるのだろうかとか思いつつ、次の言葉に、頬に熱が湧き上がってきて、思わず顔を背け]
あ、あのな…そういうこと……っと
[そこで扉を叩く音。顔を見られずにすまそうとする意図もかねて、扉のほうをに顔を向け、一度大きく息を吐き出してから。]
どなたで…って、ああ…璃佳か…。って大丈夫なのか?
[おすそ分けということで来たようす。一応ある程度力は蓄えれたようで]
食べ物な…茶菓子か。だったらとってくる。…璃佳、任せるが、無理するなよ
[と璃佳に幸貴を任せ逃げるように部屋を出るも、啓子と同道することになるが、ぎこちない動作で、目をあわすようにしながらキッチンに行ったのはやっぱり不審に思われただろう。茶菓子を持って帰り、あれこれ喋りながら、しばし平穏なときを過ごした?]