─ お菓子の生る木 内部 ─
[レイスの言葉>>5:+47には盛大な溜息をついただけで声を返すことはしなかった。
彼が付け加えた言葉に対するキリルの反応にも口を挟むことはなかったのだが。]
(あぁ、やっぱりね。)
[夢は見られた>>+5:56という言葉を耳にすれば、諦観めいた笑みを浮かべた。
背中に乗せた面々には自分の顔は見えない、だからこそ表に出した表情はそれでもすぐに消す。
大丈夫、本性を知られた相手に恐れられたり避けられたりするのはいつものこと。
相手にどんな変化があろうと自分が守ると決めたことがそれで変わることもないのだからと、心の内で呟き背中で交わされる会話に意識を戻した。]