人狼物語 ─幻夢─

84 廻る刻・待宵歌


道具屋 エト

― 道具屋 ―

[命が刈られたのは都市の通り。
ミケルと時同じくして儚くなった存在は
直ぐには何が起きたかなんて理解出来なかった。

気づけば道具屋のカウンターで頬杖ついて客を待つ態。
最も馴染みのある場所だから
知らず寄せられてしまったのかもしれない。]

 ん。

[いつの間に戻ってきたのだろう、と思う。
頬杖ついたまま、首を傾ければ
記憶のままに耳飾りがゆらり揺れる。]

 あれ。

[何か大事な事を忘れているような気がして
眉を寄せ考えこむ。]

(350) 2013/08/12(Mon) 23:47:46

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