あああああああ…………。
[毛布をかぶったまま彼の腕を放すと膝を抱え、その間に己の頭を埋めた。
だいぶ恥ずかしかった。何を言えば良いんだと思う。
まだ相手は眠っているだろうか。彼をベッドの上にあげようか迷うけど、きっと己のチカラでは無理だろうと思うので、かぶっていた毛布で彼の周囲を包み込むようにしておいた。
寝顔が気になってのぞくけど、角度が微妙で見えない。]
こんな格好じゃあ熟睡できないだろうに。悪いなあ。
[無断で頭をさわさわと撫でた。弟がいるって、多分こんな感じ。
さんざん、さんざん心の中でなじったのに]
ごめん…………。