[しばし、夜空を見上げた後室内に視線を戻す。これから、どうなるのか、どうすればいいのか。そんな事も、頭を過りはする──けれど。今は。違う疑問も、生じていて。それが引っかかっているのは、何となく、嫌だったから]……なー、桐谷。一つ、聞いて、いいか。[僅か、ためらいはしたものの。低く、問いを投げかけていた]