それじゃあ、ひとつ頂きますね。
[甘いものはむしろ好きなほうなので、チェロスのプレーンをひとつカルメンからもらい。
口も小さいので食べるのに時間がかかるらしく、ちまちまと食べている]
ベルさんも惜しかったですよね。
[そう言葉をかけながら、ベッティの凶弾に撃たれる店員には少しばかりの同情の気持ちだけを内心で送っておいた。
一方そのころ、ヴィターはというと]
「わては、ヴィターゆぅんやぁぁぁぁぁ……」
[ドップラー効果を残しつつ割かしあっさりとお空に吹っ飛んでいった]
ヴぃーくん?
[その姿に自分は首をかしげて、蹴り上げた姿勢のままの人物が見えたので、
恐らく何か余計なことをして怒りを買ったのだろうと結論付けた。
なにか言っているようだがここからではよく聞き取れなかった]