─ 二階 廊下 ─クレメンスさん。いえ……。[見つかってません、と。やって来たクレメンス>>346に、小さく被りを振る。それから、感情的な言葉をぶつけてくるエーリッヒ>>353の様子に、天鵞絨を細め]……確かに、表に出ていないものもいるが。けれど、符号が揃いすぎている。ここまできて、否定する事は、俺にはできない……。[返すのは、静かな言葉。足りぬとされる朱の茨はゆるり、その身に巻きつけど。それは黒の装いに秘され、自身も気づいてはいない]