[少年を見下ろすのには呆れ顔の白猫だが、自分を撫でてくれるカルメン>>344には苦笑したげな顔でにゃあんと鳴いた。
彼女を見ても動じないのは、二代渡って仕えている分重ねた年の功といったところだろうか。]
え、あ、カル姉?
[一方動じまくった少年といえば、伸ばされた手が頭に触れるまでは想定内だったのだがそれに続いた行動は予想もしておらず。
少し高くなった頭と合わせて近くなった顔、それと同時に感じるあたたかな温もりにどぎまぎしながらも飛び起きるまでの体力は無く。
彼女の成すがままになりながらそれでも嬉しげな様子のカルメンを見れば制止の声など出せるわけもなく。
この辺りはきっとどの時の中でも同じだろう。
もしかしたら茶虎から、リディ変わってなーい、とか言われてるかもしれなかった。]