[思考の海に漂ううち、聞こえたのは嘆きの音色>>356少女の視線は声を辿る。探すように彷徨った先に見えるのは――]あのときの、ひと。[私と同じ名を持つもう一人を呼んでいたと人、と認識していた。なにかをかなしんでいた人が零した声は少女の耳にはかなしく聞こえてしまう]――――……。[隻眼のその人に声は私の声は届かないのだと理解していたけど]……なかないで。[あの時届かなかった言葉>>4:+22をまた繰り返す*]