でも、ひょっとしたらエーリッヒの方が一人だ。[ユリアンの静止に、彼を見返す。そうして、修道士の言葉に顔を少し強張らせた] …、うん。[とはいえ、闇雲に外へ出ても仕方ないのも分かっている。さりとて何もせずにいるのも落ち着かなくて] それじゃ、玄関から見てくる。 外には出ない。[約束を告げて、足を玄関へと向けた]