え。学長の時計もですか?…私のもだ。[学長の言葉に、そういえば、と自分も腕時計を確認すれば、一番最初にパソコン室に入った頃だろう時刻で針が止まっていて。そしてマリーの方は、と聞こうとしたところで。]え…マリーさん!?ちょ、ちょっと待って、一人じゃ…!…どうしよう、マリーさんまで出てっちゃった…。[自分も時計に気を取られていて、マリーが出ていくのに気付くのが遅れ。途方にくれた表情で桜子と学長の顔を見た。]