[閉じられた瞼は重く開くことが出来ず。身体もまた思うように動かせない。人狼として人を喰らった枷でも付いたのかな、なんて考えたけど、それにも抗うこと無く為すがままにしていた。それがオレの罪だと言うのであれば、拒んではいけなし、拒むことは出来ない。倒れた時のままの体勢でじっとしていると、頭に触れる何か>>215を感じた。……これ、前にもどっかで……。そう考えるけれど、オレは身体が動かなくて、閉じられた瞼を震わせるしか出来ず。オレはまだ、獣の骸の中で動けないでいた]