それじゃあ、私の力と武器は相性が悪そうだ!
[アーニャ>>354に剣を振りつつ答える。
気だるげな口調ではあるが、その手が防御のため動くのが見える。
刀身に触れる手、無防備なら切り裂かれるだろうその場所に、白い円陣が浮かんだ]
――ああ!
[目の前で黒髪が円を描く。
暗い赤の残像が通り過ぎ、そして回転の速度を乗せた鎚が迫る]
それなら私は、
[軌道を逸らされつつも右下段まで振り抜かれていた刃。
体を捻り更に後方で構えられたその刀身に炎が灯る。
上半身を低く倒すと同時、炎のエネルギーは後方に向け投射され]
こうだ!!
[エネルギーは速度に変換され、剣そのものが加速する]