─雑貨屋・前─[急がなくていい、と言う声に、中へ向かう足を止めて振り返る。ぶち猫は撫でられまくってご満悦、という様子]あれ、そう?じゃあ、今はのんびりなんね。そっか、おじさん、出かけてるんだっけねぇ。んじゃあ、カヤも忙しないねぇ。[昨夜の宿屋で見た、疲れたような姿を思い出して苦笑する]んー……天気。やっぱり、荒れそう……だよ、ねぇ。[話題が天気に及べば、黒の瞳はやや、不安げに空へと向かう。嵐に伴うあるものが苦手なのは、幼馴染には周知の事]