[悲鳴で耳がキンキンする。カヤの声はこんなにも高かっただろうか、などと考えていると、ウェンデルの詠唱で医務室前へと纏めて飛ばされた]ああもう……何でこんなことばっか…。…ん?[大きな溜息をついたところで、慌てて離れるウェンデルに気付く]……なぁ、ウェンデル先輩。さっきから挙動不審じゃね?何かあったのか?[訊ねつつ泣いているカヤの頭を、耳には当たらないように気をつけながらぽむぽむ]