ひとりじゃないから、大丈夫…――ッ[願いを聞き届けてくれないユーリーの硬い意志籠る声が降る。行かせてくれそうにない。くしゃりと顔を歪ませて、自分の血に汚れた手をユーリーの肩へと伸ばす] ……――なんで、俺に、そんなに優しくしてくれるの。[その肩に、額を押しつけようと]