─ 神魔の森 ─
……八重の、白い花……ですか。
[問いに返された答え>>373に、僅か、目を細める。
色々と曰くもある森に一人で踏み込むからには、それなりの事情もあろう、とは思っていたが]
……それでしたら、この先の小さな広場に。
けれど、あの花をどうするのですか?
[やや、奥まった方へと続く小道を示した後、緩く首を傾いで問いかける。
森に群れ咲く花の内、白の花弁を持つ物は何かしらの薬効を帯びる。
それがかつて、無作為に与えた癒しの力の名残と知る者はそう多くなかろうが、求める者は後を絶たない。
それと知っていても、問いを投げたのは。
十字架に宿る力に感じた疑問故の事。*]