人狼物語 ─幻夢─

35 紅月小夜曲


詩人 ライヒアルト

……ああ。
それが、今、ここにある現実だ……。

[掠れた声。
ナターリエの内心の葛藤には、気づかずに]

それは、俺にも、わからない……確かに、師父は奴らに普段から目をかけてはいた。

[そして、そこに自分も友も羨望があった事は否めなかった。
師であり、孤児だった自分たちの育ての親でもあった人。
どうして、という思いは、今でも、ある]

狂ってしまったのか。他に理由があったのか。
……はっきりとした事は、もう……。

[嘆息。
不意に肩を掴まれ、戸惑いながら一つ、瞬いた]

(386) 2009/01/14(Wed) 07:30:20

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