――……大丈夫?[クロエが首を傾げれば、同じように首を傾げて何があったか判っているのかいないのか、判らぬ態でそれだけを紡ぐ。]私は、大丈夫だよ。[カルメンの応えには、微笑んだ。]あ、うん。アーベル君も、ごめんね。昨日運んでくれたみたいで。ありがとう。[その後ライヒアルトの促しを受けると、頭を垂れてアーベルに昨日の謝罪を。]