[ふんわり、とでも表現できそうな笑みを湛えて彼の文句>>375を受け流す。
そうして次の一手の為に呪を紡ぎ、かけて]
……ッ!
[咄嗟に左を後方に逃がすように一歩を下げて大気の刃を流すけれど]
……そちらも、本当に修行中ですか?
[つ、と浅く掠めた左腕から赤が零れて黒い袖から滴り落ちる。
それを払うように上げる褐色の掌。
練り上げられ始めた力は一度、ばちりと其処で閃いた]
――シャンルスパーク。
[掌で迸る蒼い雷は其処から真っ直ぐに天へと。
ぐるりと渦巻く最中にその力を増して。
そうして再び真っ直ぐに、彼の頭上目掛けて一筋が駆け下りた*]